私、今年44歳になりました。
4+4=8、4×4=16。偶然、8月16日生まれです。「4」の足し算と掛け算。
縁起がいいので誕生日には熊野本宮までお参りに行きました。
ちなみに私の出身は熊野の北のほう、三重県の四日市市。やっぱり「4」。
それから最近、日本経済の状況を整理していると不思議に「4」がらみの数字が多く登場することに気がつきました。
そこで今回は「4年」と「40年」を手がかりに日本経済の歩みをお話ししましょう。
今年(2007年)は戦後62年目の年です。
1945年、長崎と広島に原爆投下され、日本の敗北とともに終戦を迎えました。
で、ドカドカと日本にやってきたのがアメリカの占領軍、有名なGHQ。GHQは約4年で日本の占領統治を完了させたといわれています。いまのイラクの混沌とした状況を見れば、この4年というのが如何に短い時間であるかがわかります。
終戦の4年後となる1949年5月には東京証券取引所で株式取引が始まりました。
ちなみにこの年、日経平均株価の終値は、なんと176円!
ここから日本経済の大躍進が始まります。幾度かの景気の波を経つつ、40年後には日経平均株価が38,712円というピークを迎えました。それが1989年のこと。そう、バブルの時代です。
この1949年から1989年までというのは人類の歴史にも残る黄金の時代だったといえるでしょう。戦争で負けた国がこれだけ復活した例はほかにありませんから。
でも黄金期にもいつか終わりがやってきます。
1989年の38,712円から日経平均は一気に下落し、2003年には一時8000円を割り込みました。これがバブル崩壊。
その2003年から4年後のいまが2007年。この4年で日本経済はかなり回復し日経平均は18,000に届きました。
こうしてみると、戦後の日本経済は大きく3つに区切ることができそうです。
年配で人生の多くの時間を<好調期>で過ごしてきたオジさんたちは、基本的に拡大志向です。口癖は「大きいことはいいことだ」。 これに対して、<不調期>に青春時代を過ごしたきた最近の若者たちは、見かけによらず保守的だったりします。
会社の経営であれ、個人の生き方であれ、「どの時代にも勝利する思考方法」なんて存在しません。<好調期>にはダイエー型の「借金+大型投資」が勝利の方程式だったし、<不調期>にはヨーカ堂型の「持たざる経営」がもてはやされたのは記憶に新しいところ。
結局、それぞれの時代に合った生き方をするしかない、ってわけだ。
時代を読んで、その時代に合った生き方をするのが大切だということだね。
じゃあこれから、どういう時代がやってくるのかが重要なのですが・・・・・。
そろそろ時間となりました。この続きはまたの機会に(笑)。